
リチウムイオン電池の試験の一つに減圧試験(高度シミュレーション試験と呼ばれる場合もある)があり、いくつかの試験規格に規定されています(試験規格についてはこちらを参考にしてください)。
試験規格は単電池だけでなく、組電池にも適用されます。基本的に満充電状態の試験サンプルを使用します。
減圧試験はリチウムイオン電池を気圧の低い空間に一定時間曝す試験です。
試験条件は基本的にどの試験規格でもほぼ同じで、11.6kPa(約0.11気圧)の減圧下で6時間保持します。
電池外装容器や電子基板などの特に気圧に弱い部分が膨張変形したり、破壊されたりしないかを確認します。
